医療介護で本人の意思を確認する重要性

医療介護の現場では、要介護者の様々なサポートをしますが、その際には本人の意思を大事にしなければなりません。ひとえに要介護者と言ってもその性格は多種多様で、可能であれば身の回りの世話はスタッフに全て任せたいと考える人もいれば、自分のことはできる限り自分でやりたいという人もいます。そのような意思を無視する形になると、要介護者のメンタルに負担を与えかねません。その結果、要介護度が上がってしまうことも十分あり得ます。

特に医療に関しては、要介護者の状態が大きく変わりやすいです。場合によっては、手術でストーマを取り付けたり、胃ろうを行ったりする必要があるかもしれません。そういった治療を行うと、サポートをする家族やスタッフも大変ですが、一番大変な思いをするのは要介護者です。そのような大きな状態変化を、本人の確認なしでしてしまったら、負担はとても大きくなります。したがって、絶対に必要な医療であっても、本人の了承は可能な限り、得るようにした方が良いです。もし、本人が嫌がったとしたら、説得をして納得してもらうことが大切です。

中には認知症が悪化して、意思確認ができない人もいるでしょう。そのような人の介護では、スタッフがやるべきと思ったことをすれば良いです。ただ、家族の人から健康だった時の話を聞くなど、本人の意思を確認する手段はあります。このように、本人の意思をなるべく尊重するようにすると、お世話をするスタッフも迷いのない行動や決定がしやすくなるでしょう。